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連作障害とは

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連作障害とは、 同じ土壌に同じ種類の作物を作るときに発生する障害のことをいいます。具体的には、作物が病気にかかりやすくなったり、育ちにくくなったりしてしまうなどの障害がおこります。植物が病気にかかりやすくなるとはいえ、あくまで障害であって病気そのものとは違います。なぜ、連作障害は起こるのでしょうか。原因はいくつもあり複合的に発生します。ここでは、それぞれの原因についてお話しします。

1番の理由
もっとも大きな原因は「土中の栄養バランスが崩れる」こと。土中にはさまざまな栄養分があり、それを求めてたくさんの微生物が存在しています。1gの土の中にいる部生物の数は、1億匹とも言われる大変な数です。土の栄養が平均に使われていけば良いのですが、毎年続けて、同じ作物を同じ土壌に植えていると、その作物に必要な栄養分のみが減っていきます。

Aの栄養分が欲しい作物にとって、BやCの栄養分はいらないのです。いくら豊かであってゴミと同じです。Aが消費されつくした畑には、作物が大きくなる栄養が足りないため、元気に育たなくなるのです。

2番目の理由
二つ目に多いのが「土壌病害虫」。連作を繰り返していくと、その作物を好む虫が殖えていきます。それは、作物にとっては害を与える病害虫。地表部であれば農薬散布での退治も可能ですが、土壌中の病害虫は対応が困難難です。連作を続けるほど、障害になる害虫が増加するのです。

早い段階で輪作に切り替えれば障害はなくなります。輪作の際に注意しなければならないのが、次に植える作物です。「なす」を植えていた土壌に「とまと」を植えても、どちらも「ナス科」なので輪作にはなりません。病害虫が同じ場合が多いので、同じ病気にかかってしまいます。輪作するのなら、作物の種類を確かめてください。

3番目の理由
3つ目の障害は「嫌地物質」です。自然界において、1本の木があると、その周囲では自分の種が発芽しません。仮に発芽しても、枯れてしまう現象が見られます。松林の風景を思い出してください。松のスグ周りには、松が生えていないはずです。これは、同種同士で競合しないための自然現象と考えられています。

植物によっては、根から「有機酸」「フェノール類」などの特殊な物質を出して、他の植物を生育させないようにする場合があります。これを「アレロパシー」と言います。「アレロパシー」の中には、同種のものさえ生育を悪くする種類もあり、それを「嫌地現象」と呼ぶのです。

以上。ほとんどの連作障害は上記の3つに当てはまるはずですが、それ以外の原因や原因が不明のケースも中にはあります。

豆類の障害: 豆類では、根に根粒菌と言う細菌が共生して生育を助けています。豆の種類によって根粒菌の種類も異なります。また、根粒菌からは特殊な物質が出され、他の種類の根粒菌を全滅させてしまうため、別の豆を植えると対応する根粒菌が付かず、生育が悪くなる例も報告されています。広い意味では「嫌地物質」に含まれるのかもしれません。

では、これらに対する対策は、どのようなものがあるでしょうか。

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