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連作障害を防ぐための土作りとは

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私たちから見れば、植物は地上に生えている部分しか見えません。 目に見えている植物は、たいてい緑色に元気にすくっと伸びてます。 そうした茎や花・果実・葉などを巡って、昆虫などもうごめいています。 時には、カビなどが発生することもあります。

「 安全でおいしい野菜を、自分で作って食べたいなぁ 」

そう願うならば、 植物を管理する立場として、植物周辺にある生物などには目を配るべき。 そして、目を配るのは見えていない地面の下も同様です。 土の中は、地上部分とは違う環境ながらも、 土壌には植物の根を巡って害虫や菌類、バクテリアなどが生活しています。

土壌

連作障害をおこしている土壌はどういった状況?

「急性萎ちょう症」「ネコブセンチュウ」などの障害や、 うどんこ病・灰色かび病・さび病・黒点病などのかび病。そうした状態にある土壌では、 病害微生物が土を占有している環境に陥ってます。 土中では、病害となる微生物が、有益微生物・土壌障害・ 病虫害のすべての発生要素を分解してしまっているので、 作物の生育環境を浄化する微生物の数がとても少なくなっています。 言ってみれば「微生物群のバランスが悪い」わけですね。

■ 適切な土壌環境とは

土壌中には多くの生物が必ず存在してるので、植物には、土壌生物への環境が対策が欠かせません。 そういうことから、植物が育つためには、次の2つのうちのどちらかの条件を満たすことが肝心となります。

 ・多様な生物群に対して、その植物が強い抵抗力を持っている。
 ・生物群がその植物の味方であり、親衛隊としてその植物を守ってくれる環境にある。

■ 連作障害を防ぐ方法

植えた作物そのものが元気であり生命力に溢れていれば、多少の病原菌は物ともしません。 逆に、その作物の元気度がそれなりであったとしても、 それを支えているしっかり環境が整っていれば、すくすく美味しく育ちます。 そうしたことから、連作障害を防ぐには次のような方法が考えられます。

「土壌の殺菌」
「コンパニオンプランツの植栽」
「水耕栽培」
「有機物の投入」

4つ挙げましたが、上記には、あまり現実的でない方法も含まれてます。 「土壌の殺菌」は土そのものを痛めてしまいます。 また「水耕栽培」は、規模が大きくなり勝ちなので、家庭菜園向きとはいえません。 家庭菜園に適しているのは、現実的には「生有機物の投入」ということなるでしょう。

連作障害を防ぐ一番の方法は地道な土作り

生有機物の投入をカンタン一言にすれば「土つくり」のことです。
連作障害の主な原因は、土中の栄養バランス・土壌病害虫・嫌地(忌地)物質でした。 土壌の生命(微生物)が健全であれば、土壌病害虫や嫌地物質は分解され、原因が解消されるはずです。 「土作り」で、有機物を土壌に与えれば土壌の改善が見込まれます。

土壌中に微生物のエサとして、適度な有機物を混ぜたり撒いたりすれば、連作障害を克服できます。 土壌の生物が、豊かで調和がとれていると、多くの生物が相互に関連しつつ生活します。 こうして、単一の生物の大発生を招きにくくなるのです。 壌中に多様な生物を生育・生息させることで、偏りを防ぎます。 単一の病害菌が大発生する状態を防ごうというわけです。

■ 自分で作れる有機肥料
有機物を土に与えるといっても、肥料をあたえ続けるだけでは、土は硬くなってやせてしまいます。 そこで、腐葉土や有機石灰など、肥料以外の物もまぜ込んで、土を活性化させる必用があります。 収穫を終えて枯れた植物・他の野菜クズなどを堆肥化して、土に返してやったりします。

 1.プランターなどの入れ物を準備
 2.硬くなった土を入れる
 3.枯れた枝葉や野菜クズも一緒に埋め込む
 4.半年ほど放置
 5.次回使うときに混ぜ合わせる

このようにすることで、柔らかく保水性をもった「水はけ」の良い土に活性化されます。 最初のうちは、時間がかかます。 しかし、一旦やり始めてしまえば、 毎年のサイクルの中で、無料の良い肥料が、 作れるようになってきます。 化成肥料を少なくすることで、有機肥料で育てた野菜が美味しく味わえます。

コンパニオンプランツという考えかた

コンパニオンプランツとは、共栄作物とも呼ぶ農学、園芸学上の概念のこと。 「混作」ともいいます。 近傍に栽培することで、互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる植物のことを指す。 :WIKI

混作の主な効果は、 病害虫を抑える・育ちがよくなる・味がよくなる  などです。

たとえば、きゅうりやスイカなどのうり科の植物と、ネギやニラを混埴する方法であれば、 ウリ科の敵、ウリハムシを遠ざける効果があります。
また、ハーブ類は害虫の被害の抑えに一役買います。 花が咲けば、蜂やアブが集まってくるので、受粉がうまくいきやすくなります。 トマトやイチゴなどの果実との相性が良いようです。

● 混埴の効果と組み合わせ例
○(病気予防) ネギ と ナス
○(病気予防) ネギ と キュウリ
○(害虫よけ) セロリ・パセリ・ハーブ と 何でも
○(育ちがよい) キュウリ と ミツバ
○(味がよくなる) トマト と バジル

植物は多用なので、中には混埴に向かない組み合わせもあります。 背の高い野菜同士は日照を奪い合うし、ネギ類は、マメ科やレタスの育ちを悪くします。

● 混埴に向かない組み合わせ例
× ネギ類 と マメ類
× ネギ類 と レタス
× ネギ類 と 大根
× イチゴ と キャベツ
× トマト と トウモロコシ

水やりは土作りに欠かせません。日照りにも計画的な対策を

連作の障害は、同じ作物をつくる間隔を空けると起こりにくい。 余裕を持った計画を立てて欲しい。

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