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「不耕起栽培」は連作障害を防ぐの?

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連作障害を起こさないための有効な手段といえば、土つくりや輪作が挙げられます。 どちらも土壌を意識した対策ということですが、世の中にはまったく逆のアプローチも存在します。 不耕起栽培(ふこうきさいばい)という方法は、ご存知でしょうか?

不耕起栽培は土を耕さない農耕法です。 「土つくり」のひとつの手段であり、古くからある方法です。 耕さないということは、「何もしない」ということ。 元気な作物を作るには、元気な土壌が欠かせないし、それには土を耕して栄養を与えるのが常識でした。 真逆の不耕起栽培というのは、菜園を作る側にとって大きなジレンマがあります。

この不耕起栽培とは、いったいどのような農法なのでしょうか? ウィキペディアの情報を元に、良い点と悪い点とを考えて見ます。

不耕起栽培した畑

不耕起栽培の特徴

不耕起栽培は、その言葉が示すとおり「水田や畑を耕さないまま農作物を栽培する」農法です。 現在、さまざまな作物がさまざまな作型で行なわれていますが、次のような共通する長所があります。

1.省力化が可能である(トラクタによる耕起、代掻きいらない)
2.雑草の繁殖が抑えられる
3.土の移動による病気の蔓延が抑えられる
4.土中に根穴構造が残り、根圏が酸化的に残る
 畑では排水性も保水性もよくなり、干ばつにも長雨にも強くなる
5.未耕起の土を根が突破り、
  稲に生じる植物ホルモン的な作用が活力高い太い根を作り、茎を太くする
6.前作の作物残渣を地表に放置できる
  それらが土壌のマルチとなって風雨による土壌流出を緩和できる

この農法は、すでに米国においてより広く使われるようになってきているそうです。 古い観測によれば、2010年には米国の60パーセントの農地が不耕起栽培になるとも予想されてました。 それからずいぶん時が過ぎてますが、60%を超えたかどうか不明です。 ただ、それほどまで普及していってることを表しています。
もちろん「海外の畑作での不耕起栽培」と「日本の無農薬稲作・畑作における不耕起栽培」の 仕組みは全く異なっています。そのまま当てはめることはできないでしょう。

さて、上記6つメリットのうち、賛否が分かれるのが[2]でしょう。 実際に行った意見によれば、雑草を抑えるどころか、繁殖が激しくなったとも言われます。 方法によっては、逆転してしまうということでしょうか。まだまだ研究の余地がありそうです。

耕耘の科学的意味

畑や田んぼを耕すのが耕耘(こううん)ですが、 雑草に対する耕耘の効果は、2つが考えられてます。
・雑草の種子を土壌深部に移動させる。
・雑草の根系を破壊する。
これによって、効果的に除草をするわけです。 耕さないということは、これらの効果が失われるので、別の手段を考える必要があります。 ところで一方には 「耕耘によって雑草の種子を土壌表面に移動させてしまっている」という考えもあります。

耕さないことで土壌を活性化できたとしても、雑草への対策には意見が分かれてます。 富んだ土壌を求める手段としては、「耕す・耕さない」は、正反対の方法ですから。 農地を耕さないことに対して、農業者には大きな葛藤が待ち受けます。 長年、家庭菜園を営んでいる人にとっても、「耕さない」ことには心の抵抗があるでしょう。

不耕起栽培を成功させるには、年数も必要です。 博打をしないためには、余分な農地での実験から始めることになります。 土地や時間にゆとりを持たない人にとっては、かなりの覚悟が必要といえるでしょう。

不耕起栽培にてきした野菜とは

・耕起栽培に適する野菜
トマト、ブロッコリー、オクラ、カボチャ、 ピーマン、ナス、キュウリ、モロヘイヤ、 ツルムラサキ、エンドウ類はよくできます。 ジャガイモ、サトイモも前作をうまく利用すれば不耕起で栽培できます。
・不耕起栽培の難しい野菜
サツマイモ、ゴボウ、ダイコン、ニンジンなどの根菜類 と白菜、ホウレンソウ、 小松菜などの葉菜類は難しいです。
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